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停車場 031

  • Posted by: ふうらいぼ
  • 2016-03-24 Thu 12:00:00
  • 駅の情景


 遂にこの時代が来てしまった。
 青森駅から上野の言葉が消えた。
 もちろん、東京だって無い。

 北を目指す旅人達にも、帝都を目指す旅人達にも。
 その如何なる行程であっても青森は特別な駅だった筈だ。
 本州と北海道を隔てるしょっぱい河の渡し守も、その役目を終えた。

 ただ、失職する事になったとは言いたくない。
 違うよ。違うんだよと、声を大にして言いたい。

 役目を果たしたんだ。
 任務を果たしたんだ。
 大役を完遂したんだよ……と。
 
 だから『かわいそう』ではなく『お疲れさまと』と、労いの言葉を。
 長年走り続けてきたランナーに、そろそろゴールのテープを切らせてやろう……と。
 
 そんな気になった。
 
H26__966.jpg

 昭和51年の7月。
 ED75-786として製造された日立製の機関車だ。
 燎機の多くが解体場でガストーチの炎に切られ、その姿を消したというのに。
 この機関車はED79-14へ改造され生きながらえた。
 
 いや、重責を負わされ続けたと言うべきだろうか。
 それから幾星霜。昭和62年から指折り数えて30年近い歳月を走り続けてきた。
 津軽海峡の深い深い水底の、その更に下まで潜っていって駆け抜けていた。
 なかなか実感が湧かないが、海底トンネルはマイナス側に触れた山岳路線だ。
 連続して12‰の上下勾配が連続する青函トンネルは、その延長約53キロを数える。
 
 どうしたって機関車は痛む。
 勾配を上り下りするのだから仕方が無い。
 
 だから……

 もうそろそろ良いんじゃ無いかな。
 ふと、そんな気になった。

H26__967.jpg

 フと見れば、列車の上野方が大賑わいだ。
 足早に駆け寄ってみれば、ちょうどEF510が連結される所だった。
 
 聞けば、このカシオペアカラーのEF510もJR貨物に移籍するのだという。
 当初からその算段だったのだから、まぁ、然もありなんと言う所だろうか。
 ただ、あと1年はカシオペアクルーズのプランがあるとか無いとか言うので、それように取っておいても・・・・とは胸の内だ。

H26__968.jpg

 この世代のJR貨物機関車に共通する事だが、とにかくブロアー音がうるさい。
 大出力で能力一杯のブロアを装備したのだろうと思うが、ホームに居ると、音が聞こえないレベルだ。

 定刻より数分遅れて上り8010列車は青森を出発していった。
 重々しい駆動音を残して機関車が過ぎゆく。
 その後ろには、メタリックな輝きを放つ美しいシルバーの車体が続いていった。 

 夜の闇に溶けていく青い車体では無い。
 アチコチからの様々な光線をあび、スパンコールをキラキラと光らせる様なドレス姿だ。

 妖艶さなら負けてないかな……

 ふと、そんな事を思う。
 この手の列車ならば絶対的に必要な事。
 それは、見る者の心を引きつける美しさだ。
 憧憬を掻き立てる説得力だ。
 
 その意味では唯一、画竜点睛を欠くと思えてならないのが、このテールサイン。
 ちょっと安っぽすぎはしないだろうか・・・・と。
 
 まぁ、このE26系が世に出た頃の発想ならば、これで良かったんでしょうけどね・・・・

H26__969.jpg

 カシオペアを見送った後は、駅の片隅で息を整えるED79を見に行く。
 ホームには安全確保のためのスタッフが常駐していました。

 『列車が出ますので、ちょっと下がって』

 こういう指示は素直に従いましょう。
 最近は罵声を浴びせて指示を無視するバカが後を絶たないそうですが、残念な限りです。
 もう走る姿を見ることもないだろうな・・・・と、シャッターを切った後でジッと眺めました。
 
 愛らしいD型の小さな車体で、みちのくを走り続けてきたこの機関車にさようならを。
 そして、感謝と労いを。

 お疲れさまでした・・・・と。
 
 改めて、良い機関車だなぁと、痛感しました。
 大型機も好きですが、こうやって極小車体に必要な機能を極限まで詰め得込んだ小型機の方がやっぱり好きだなぁ
 もう禄に無いけど(汗)

H26__970.jpg

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